『サックスのこと』

ベルギー人のアドルフ・ザックスが発明した楽器で、
管が円錐形をしているのが特徴です。ユーホニウムなども
その仲間で、みんな合わせてサクソルン属といいます。
吹奏楽の金管と木管の両方を特徴を併せ持つ楽器として
誕生しましたが、その音色は金管にも木管にも属さない、
サックス特有のものになりました。
オーケストラでいうところのヴァイオリン的存在です。

生まれて１５０年ちょっとの新しい楽器です。
管楽器の中では一番肉声に近い音が出ます。
そういえばヴァイオリンもそうだと聞いたことがあります。

　音の高いほうから、ソプラニーノ、ソプラノ、アルト、テナー、バリトン、
　コントラバスの６種類あります。でも主に使われるのはソプラノからバリトンまでの４本。
　なぜなら、ソプラニーノは音程が安定しないこと、コントラバスは大きすぎて、
　構えが不自由になるためです。

　管の中の形状と音色、音程の関係を見事に解き明かした、アドルフの大発明。
　他の管楽器には無い唯一の構造と音色を持ったカッコいい楽器なのです！